10月12日(金)、1年次生は「産業社会と人間」の授業で、本間ゴルフ酒田工場、酒田米菓、プレステージインターナショナル、酒田調理専門学校、山形県立産業技術短期大学校庄内校を見学しました。酒田調理専門学校とプレステージでは遊佐高校の先輩方のお話も聞くことができました。ほとんどの生徒が就職する本校生として、将来の自分の進路を考えるよいきっかけになりました!
見学後の振り返りでは、「自分たちも2年後、こんな風になるんだと思った」、「様々な企業や学校があることを知り、世界で活躍している企業があることをうれしく思った」、「推薦でしか進学できないんだ」など、それぞれが見学しての感想をまとめました。



10月3日、1年次生を対象とした「卒業生講話」を実施しました。平成28年3月に卒業した2名の先輩から、ご自身の体験をもとにした貴重なお話を伺うことができました。
話の内容が面白く、話し方も上手で、心に響きました!
先輩方、本当にありがとうございました!

池田泰基先輩
東北公益文科大学2年生。現在、学校祭の実行委員長!行動すること、自分を知ってもらうことが大事。勉強はやったほうがいい!

土門太一先輩
遊楽里にお勤め。仕事の制服で来てくれました!あいさつ、メモをとること大事。失敗しても挑戦する気持ちを大切にしている!

《生徒の感想から》
勉強嫌いなので、もっと努力しないと。
仕事をちゃんとしないときがあるので反省・・・。
今回聞いたことを、学校生活、職場体験、デュアル実践で活かしていきたい。
恥ずかしいという思いがあって、自分から色々なことに挑戦するのは怖いという思いがあったけど、将来のために少し苦手なことでも挑戦したほうがいいことを学んだ。
分かるまで何回もやっていくこと、大変なことから逃げないこと。周りを見て行動すること、人前で話す力をつけ自分の力で話すことをがんばりたい。
9月28日(金)、「デュアル実践(※長期インターンシップ-[下記参照])」成果発表会を本校体育館で開催しました。今年度は2年次生19名が、16事業所で半年間(週1回)の実習に取り組みました。成果発表会には、事業所、県教育委員会、遊佐町商工会をはじめとする「デュアル実践」運営委員会などから、約40名の皆さんの参加をいただきました。成果発表会も3回目となる今年度は、ポスターセッション形式の発表とステージ発表の2部構成で実施しました。
新たに取り組んだポステーセッション形式の発表では、20数名を前に、マイクを使わず身振り手振りを交えながら、実習で失敗したことや学んだことなどを説明しました。話し手と聞き手の距離も近く、質問も数多く出され、一生懸命に回答する姿が印象的でした。説明を聞いた人からは感想や意見などを記入した付箋をポスターの横に貼ってもらいました。付箋に目を通し、じっくりと読んでいる発表者からは笑顔や安堵の表情が数多く見られました。
成果発表会では、昨年度に実施した3年次生の複数名がお世話になった事業所から就職内定をいただいたことや、初任者介護職員研修などの資格取得に取り組んだことが紹介されました。「デュアル実践」を通した1つの成果であり、一緒に取り組んでくださる地域の方々に感謝申し上げます。今後も地域の未来を担う人材育成に取り組む遊佐高校の教育活動にご協力・ご支援をお願いいたします。
「デュアル実践」とは・・・
遊佐町役場、遊佐町商工会、遊佐町の各事業所と学校が一緒に行う地域連携による授業で、本校2年次生の地域共生系列の生徒が、4月から9月までの毎週水曜日を基本に、同一事業所での長期インターンシップに取り組むものです。地域にある産業や仕事への理解を深めるとともに、自らの職業観を高め、その後の高校生活や将来の進路選択さらには地域貢献に繋げることを目指しています。
「デュアル実践」は山形県では初の取り組みであり、今年度が3年目です。「デュアル実践」は授業であり、受け入れ事業所での状況をもとに他の科目と同様に評価され、履修と修得の認定がなされれば卒業認定単位に加わります。








事業所さんの代表から講評をいただきました
9月6日(木)、淡水魚類の専門家である岐阜経済大学教授の森誠一先生を迎え、「鳥海山と湧水の生き物たち ザッコとしてのイバラトミヨ」という演題で講演会を行いました。
本校は、総合的な学習の時間で遊佐町の自然と文化に関する学習に取り組んでいます。その中で、湧水環境に棲む生物としてイバラトミヨの研究を続けてきました。今回、この研究のつながりで森先生よりお話を聞く機会が生まれました。
岐阜県立大垣東高等学校が取り組んでいる「絶滅危惧種『ハリヨ』の観察と生息地の環境保全活動」について紹介いただきました。八面川も地域の人々のおかげで以前よりも『イバラトミヨ』が増えてきており、今の状態がいかに素晴らしく!すごい!!ということに気づかされました。遊佐高校として『イバラトミヨ』観察を継続し、地域の環境を見つめ、保全・継承していく大切さを教えていただきました。


9月1日(土)、今年も「奥の細道鳥海ツーデーマーチ」に参加しました。1年次生は10kmコースに挑戦し、2年次生はチェックポイントや給水所でのボランティアに取り組みました。
10kmウオーキングに参加した35名全員が完歩しました。遊佐の自然はもちろんのこと、途中では町民の方から差し入れされたアオサの味噌汁、スイカ(黄色のスイカもありました!)やパプリカの酢漬けもいただき、遊佐町の魅力を満喫することができました。クラスメイトとの会話も弾み、親睦も深まりしました。
昨年10kmウオーキングを堪能した2年次生は、チェックポイントでの声がけや野点スタッフとしてウオーカーをおもてなししました。県外はじめ参加した多くの人から満足していただけたら何よりです。



昨年度、命の授業として、映画「うまれる」鑑賞とゴルゴ松本氏による「命」講演会を行ないました。今年度、山形県交通事故遺族の会「こまくさの集い」の代表渡辺理香さんによる「命の大切さを学ぶ教室」を、7月23日(月)に実施しました。渡辺さんは平成8年に小学校1年生の娘さんを交通事故で亡くされており、当時のことから20数年が経過した今も背負う様々な思いについて語っていただきました。
講話では、命の誕生と家族や友達との出会いは「奇跡」であり、とても尊いものであることを教えていただきました。また、「毎日の当たり前の生活がとても大切で掛け替えのないものである」、「みなさんの近くには大切に思っている人が必ずいる。自らの命を大切して」など、命の尊さを訴える言葉の1つ1つが心に残りました。生徒からもたくさんの感想が寄せられました。



~ 生徒の感想 ~
□大切な人を失った人の気持ちは失ってみないとわかりません。でも、失ってから分かるのでは遅い。今日の講話を通して命の尊さを私たちに伝えてくださったことに感謝しています。今日聞いたことは忘れずにこれからを生きていこうと思いました。
□大切な人と一緒にいることは本当に幸せなことであり、当たり前のことだと思ってはいけないと感じました。
□けっして命を無駄にすることのないように、産んでくれた母に、育ててくれた家族に感謝の気持ちを忘れずに生活していきたい。
□事故の被害者にも加害者にもなりたくないと思いました。自動車運転免許を取ったら安全運転をしていきたい。