6月9日(土)、創立92周年記念式典と記念講演会を実施しました。
遊佐町副町長の本宮茂樹氏、県会議員の佐藤藤彌氏、星川純一氏、金子敏明氏をはじめ数多くのご来賓の方々から出席いただきました。
オープニングセレモニーとして本校ソーラン部による演舞が披露されました。2,3年次生部員が3名で今年度の演舞活動が心配されたソーラン部でしたが、新入生12名が加わり、先日の稲川地区住民運動会に続く2回目の演舞披露となりました。ソーラン部の活動が継続する姿と創立92周年迎えたことへの喜びが重なるものとなりました。
校訓「進んで学び、自ら考え、たくましく行動する」を実行していくことが今まさに求められているという式辞を受け、生徒代表あいさつは今年度のキャッチフレーズである「挑戦」を意識した「何事にも挑戦し、学んでいく。あいさつ、マナー向上の活動を進めていく」という力強いものでした。
記念講演は、本校卒業生の渋谷 浩氏(株式会社日本海運輸 代表取締役)から「挨拶習慣のバージョンUP」という演目で講演いただきました。会社の「活力朝礼」で行っている挨拶習慣が会社の業績や活力につながっていることを紹介しながら、「家庭でのあいさつを毎日続けることから広がる挨拶習慣でポジティブな生き方を」と熱心に伝えていただきました。講演の中では“全員じゃんけん”を行い、大きな声を出すことと勝っても負けても大げさに喜ぶことを体験し、ポジティブシンキングに変えていくことを実感するものとなりました。



オープニングセレモニーでのソーラン演 渋谷 浩 氏による記念講演 全員じゃんけん ポジティブシンキングへ
遊佐高校では毎年、イバラトミヨをはじめ遊佐や山形の自然を研究されてている鈴木康之氏に、総合学習の時間に講義やフィールドワークでお世話になっています。今年も4月17日の講義を皮切りに、5月8日にフィールドワークが始まりました。フィールドワークでは八ツ面川に入り、様々な生物を観察したり、研究の中心となるイバラトミヨの体長を計測したりなど、活動を行います。普段、イバラトミヨをじっくり観察したり自覚したりすることなく過ごしている私たちが地域の素晴らしさに気づく機会となります。


今年度から学習教材「マナトレ」を活用した学習の効果を高めるため、全校一斉での「マナトレ学習会」をはじめました。「マナトレ」は国数英の3教科について、小中学校レベルの知識を学びなおすことのできる優れた教材です。本校生にとっては難しい問題も多いのですが、各年次ごとに工夫を凝らし、生徒と教職員が一緒になって普段の授業とは異なる雰囲気で取り組んでいます。
小学校・中学校段階の基礎基本となる内容が「わかる」、「できる」経験や楽しさを積み重ねられるよう、また小学校・中学校段階の基礎基本を少しでも多く修得して卒業できるよう取り組んでいきたいと考えいます。


平成30年度「デュアル実践」開講式を4月18日(水)に実施しました。「デュアル実践」は、2年次地域共生系列で行われる長期インターンシップの“授業”です。遊佐町外から通学している生徒も遊佐町内の企業等でデュアル実践を行います。9月までの半年間にわたり、週1回事業所で職業実習を行い、国語や数学と同じように評価されます。今年度は、20名の生徒が18事業所で実習に取り組み、9月28日には成果発表会を計画しています。
受け入れ事業所、遊佐町や遊佐町商工会などの「デュアル実践運営委員会」メンバーが出席した開講式では、生徒一人ひとりの決意表明に大きな拍手と激励の言葉をいただきました。地域の皆さんの支援・協力の大きさと、期待を感じるものとなりました。
今年の3月に卒業した「デュアル実践」1期生の多くが地元企業に就職しています。家が農家でない生徒で、農家で実習した卒業生が農業事業所に就職したケースもありました。「デュアル実践」を通して仕事に対する理解を深めたり、大きな声であいさつができるようになったりなど、効果が表れています。



生徒一人ひとりが決意表明-実習はもちろん多くの人を前に自分の考えや思いを述べるのも成長の糧になります- 事業所代表からの激励 地域の支援が伝わります